ジョコビッチ、新コーチに元ライバルのマリー氏を起用 男子テニス
(CNN) 男子テニスのノバク・ジョコビッチは23日、オフシーズンと全豪オープンのコーチ陣にかつてのライバル、アンディ・マリー氏を起用すると明らかにした。 【画像】2021年の練習セッション中、ノバク・ジョコビッチにバックハンドでボールを打ち返すアンディ・マリー(右) マリー氏は今夏に行われたバリ五輪後、引退を表明していた。 ジョコビッチはSNSに投稿した動画で、「我々は少年時代から対戦してきた。25年間にわたりライバルとして、お互いの限界を超えてきた。このスポーツで最も激しい戦いのいくつかを経験した」と述べた。 ジョコビッチは「我々の物語は終わったと思っていたが、最終章があることがわかった。最も手ごわい敵の一人が私のコーチに加わる」とし、マリー氏のコーチ就任を歓迎した。 ジョコビッチは4大大会の優勝回数が24回と男子では歴代最多。マリー氏のコーチ就任によって、来年1月開催の全豪オープンで、さらに優勝回数を伸ばしたい考え。 AP通信によれば、ジョコビッチは声明で、「私の最大のライバルの一人が、私のコーチとしてネットの同じ側にいることに興奮している」と述べた。 マリー氏もジョコビッチと同じ興奮を共有した。 AP通信によれば、マリー氏は「オフシーズンにノバクのチームに合流して、全豪オープンに向けた準備を手伝うつもりだ」と述べた。マリー氏によれば、ジョコビッチと同じネットの側に立ち、目標達成の手助けをすることを楽しみにしているという。