＜日本・キューバ＞6回、この回失点し、厳しい表情のモイネロ（右）（撮影・木村　揚輔）

　◇WBSCプレミア12　1次ラウンドB組第4戦　日本6－7キューバ（2024年11月17日　天母） 【写真】＜日本・キューバ＞3回、マウンドに集まるキューバナイン（撮影・木村　揚輔） 　「ラグザス　presents　第3回WBSCプレミア12」は17日、1次ラウンドB組で日本とキューバが対戦。6－7で敗れた。1勝3敗とし、2大会連続で1次ラウンド敗退が決まった。 　先発投手のフィゲレドが2回、佐野に先制の適時打を浴びた。この回を投げ終えて早々に降板すると、キューバベンチは次々と投手をつぎ込む継投策に出た。5回には1死二塁で3番・栗原を迎えて申告敬遠。続く牧にタイムリーを浴びるなど失点を重ねた。 　打線は1点を追う4回、元ロッテの1番・サントス、2番・ドレイクの連打で1点を返すと、4点を追う6回には再びドレイクの左越え適時二塁打、アルエバルエナの左前適時打、代打・モンカダの右前適時打などで1点差に詰め寄ると、満塁のチャンス。しかし後続が倒れて追加点はならなかった。 　6回からは、今季パ・リーグで最優秀防御率のタイトルを獲得したソフトバンク・モイネロが6番手で登板。キューバメディアなどで体調不良が伝えられる中、最速151キロをマークしたが押し出し四球で失点した。 　それでも7回には敵失で6－6の同点に。モイネロはイニングをまたいで3回を投げたが、8回にソフトバンクの同僚・栗原に犠飛を浴びて勝ち越しを許した。 　ヨンソン監督は「ギブアップせずに戦うことができた。チャンスはあったが、勝つことができなかった」と振り返った。 　キューバ代表は2015年第1回大会で2グループに分かれて行われた１次ラウンドを突破し、決勝ラウンドに進出。準々決勝で韓国に敗れた。2019年第2回大会では3グループに分かれて行われた1次ラウンドで韓国、オーストラリア、カナダと同組。1勝2敗とし、決勝ラウンド進出を逃した。