「千堂のスマッシュみたいだ」ハードパンチで衝撃KO 18歳の新鋭に「この選手は有望」期待の声
殺傷能力の高いハードパンチャーを次々と輩出してきたジムから期待の18歳ファイターが登場。コンパクトに上下に打ち分ける高い技術とラッシュ力で相手をKOする様子にファンからは人気漫画『はじめの一歩』の「千堂のスマッシュみたいだ」「この選手は有望だ」など興奮ぎみの声が相次いだ。 【映像】千堂のスマッシュのような左 11月23日に名古屋国際会議場イベントホールで開催された「Krush.168」で、加藤一虎(POWER OF DREAM)と開夢斗(魁塾中川道場)が対戦。K-1からプロボクシング王者・武居由樹を誕生させた名門ジム「パワー・オブ・ドリーム」所属の18歳・加藤が強打の左を駆使して開を粉砕。2ラウンドKOでKrush初勝利を収めた。 地元が名古屋の加藤にとっては凱旋となる特別な舞台、前回3月のKrushデビューは判定負けでの黒星スタート。雪辱の再起戦は、この日がKrush初戦の開との対戦となった。 開始から積極性を見せたのは開、飛び込み際にワンツーや蹴りなどを織り交ぜる。一方の加藤もフットワークを活かして前蹴りやボディなど切れ味鋭い打撃、攻撃的な開の連打に対してガッチリとガードを固める冷静さも見せる。 1ラウンド後半は加藤のペース。打ち合いでも左フックやジャブなど精度高く当て続け、残り1分でも得意の左で開をグラつかせる場面を作る。 2ラウンド、打撃の感触を掴んだか遠距離からの三日月蹴り、左のジャブと加藤の攻撃は止まらない。開も打開を図るべくスーパーマンパンチの奇策から左右のフックで反撃に出るが、加藤がえぐるようなボディから左アッパー、さらに相手のバックハンドブローを拳で迎撃と反応が冴えに冴える。 すると2ラウンド開始1分、加藤の左アッパーで脳が揺れた開はフック気味のパンチで応戦するも、逆に加藤に振り払らわれストレート、ボディと削られたまらずクリンチ。試合再開後、加藤はすかさずアッパーを追撃。コーナーを背にした開に左フックなどを次々と当て、とどめの左フック。コーナポストに叩きつけられた開は、反動で立ち上がるもダメージ蓄積に耐えられず、背後によろけながら力尽きた。 ファンも加藤の多彩な打撃について「左のパンチいいなあ」やマンガ『はじめの一歩』をイメージした「千堂のスマッシュだ」「これ有望じゃないか」と絶賛の声。また「PODはパンチのある選手多いね」の声のようにK-1王者からプロボクサーへ転身した武居由樹を筆頭に“倒せるパワー・オブ・ドリーム”を体現する新たな才能の登場に沸き立っていた。
ABEMA TIMES編集部