【天皇杯】JAPANサッカーカレッジが「ジャイキリ」J1名古屋破る 日本唯一のサッカー専門学校
<天皇杯:名古屋0-1JAPANサッカーカレッジ>◇12日◇2回戦◇豊田スタジアムほか 【写真】「ジャイキリ」に成功したJAPANサッカーカレッジ 新潟県代表で、日本で唯一のサッカー専門学校のJAPANサッカーカレッジ(JSC)が「ジャイキリ」に成功した。 J1名古屋グランパスを1-0で破り、3回戦に進出した。後半6分、FW上元直樹(24)がセットプレーの流れから押し込んで先制すると、その後は名古屋の攻撃をしのいだ。 歓喜の瞬間、JSCのイレブンがピッチ上で大きくガッツポーズをした。後半の追加時間は6分だったが、相手の負傷治療もあり、試合終了の笛がなった時に時計は100分を超えていた。ただ、全身を覆った疲労感は番狂わせの快感がぬぐいさった。 上元の得点後、名古屋に何度もゴール前に迫られた。それでもヘディングで競り合い、球際で負けずに耐え抜いた。ボールを奪った時はカウンターで一気にゴール前に持ち込んだ。隙あらばもう1点という姿勢を持ち続けたことで、格上相手にも完全に試合を支配されることはなかった。 9大会ぶり12度目の出場の天皇杯。県予選決勝で新潟医療福祉大を2-1で下してからチームは勢いに乗っていた。天皇杯1回戦はアルテリーヴォ和歌山に2-1で競り勝ち自信をつけていた。実質「5部」の地域リーグのJSCがJ1に勝っての3回戦進出。勢いだけではなく、実力が備わっていることを証明した。J1名古屋を1-0で破って3回戦に進出した。 ◆JAPANサッカーカレッジ JリーグクラブやWEリーグ、日本サッカー協会と強いネットワークを持つ日本で唯一のサッカー総合専門学校。トップチームは北信越フットボールリーグ1部に所属。高等部は男女とも全国総体、全国選手権出場経験がある。