谷崎潤一郎「痴人の愛」を井土紀州が新たに映画化、大西信満・奈月セナ共演で今冬公開
谷崎潤一郎の小説「痴人の愛」が井土紀州によって新たに映画化。「キャタピラー」の大西信満と「レディ加賀」の奈月セナが共演し、今冬より全国で順次公開されるとわかった。 【動画】「痴人の愛」特別ティザー特報はこちら 本作の主人公はシナリオコンクールで受賞したものの、いまだプロデビューを果たせずにいる脚本家志望の河合譲治。彼が寂れたバーでナオミと名乗る女性と出会ったことから物語が展開する。ある日、譲治はシナリオ講座の講師の代わりに、谷崎の「痴人の愛」を原作とする映画の脚本を引き受けることに。執筆に苦戦する譲治は、ナオミと再会し関係が深まるにつれて甘く、苦く、狂おしい時間を過ごしていくのだった。 大西が譲治役、奈月がナオミ役で出演。同じ谷崎原作の映画「卍」を2023年に発表した井土が新解釈のもと監督を務め、「卍」で初めて長編の脚本を手がけた小谷香織が再び井土とタッグを組む。配給はマグネタイズが担当。 YouTubeでは特報が公開され、1924年の原作小説の連載開始から本作の製作に至るまでの映画化の歴史が映し出される。あわせて解禁されたビジュアルには、過去の映画化作品でも演じられた“馬乗り”のシーンや、譲治とナオミが向かい合う一幕が切り取られた。 ※「痴人の愛」はR15+指定作品 (c)2024「痴人の愛」製作委員会