「あーっ!お待ちください!!!」セメダイン公式の警告→「これ昔やらかしたわw」「小学生の時やった!」その失敗とは?
「あーっ!お待ちください!!」 ドキッとするひと言からはじまるセメダイン公式が発信したX(旧Twitter)への投稿が注目されました。 【写真】発泡スチロール用の接着剤があります 「あーっ!お待ちください!!発泡スチロールは瞬間接着剤では接着できません!!!ゴム系接着剤でも接着できません!!!発泡スチロールが溶けて!溶けてしまいます!!!発泡スチロールの接着には!発泡スチロールOKと書いてある接着剤のご使用を!!あーっ!!!」 投稿された画像には、接着剤を垂らした発泡スチロールに穴が開いたり、溶けて陥没した様子が写っています。 「子どもの頃、工作でよくやらかしたわ」 「昔、この性質を利用してジオラマ作りました。懐かしい」 「子どもの頃、溶けることを(自分が最初に)発見し(たと思っ)て興奮しながら親に報告したあと、発泡スチロールで作ったお城が宇宙の侵略者の攻撃で溶かされるって遊びをしてた」 「これ昔やらかしたわw コスプレで使用する武器を作っていて、いざ組み立てようと接着剤垂らしたら、ジワ~…ッあ“~!!!!!ってなったなぁ」 「これ、小学生の時やって遊んで、穴あくの楽しくてやり続けたら先生に止められた(笑)懐かしい」 実際にやらかしてしまった人の経験談から、この性質を利用してものづくりをした体験談まで、コメントがたくさん集まりました。しかし、なぜ発砲スチロールは溶けてしまうのでしょうか!?発泡スチロールをくっつけたい時は、どのように接着したらいいのでしょうか?疑問を、メーカーに聞きました。
発泡スチロールは、普通の接着剤ではくっつかない!?
ーーSNSへ投稿された画像では、発泡スチロールにしっかり穴が開いていましたが、こんなに簡単に溶けるんですか? 「はい、そうなんですよ。実は発泡スチロールはもともと溶けやすい素材なんです。瞬間接着剤やゴム系接着剤の成分に影響を受け溶けてしまいます。今回の投稿では、弊社の瞬間接着剤の3000超スピードとゴム系接着剤の速乾Gを使用しました」 ーーじゃあ、発泡スチロールはどんな接着剤なら、接着可能なんですか? 「投稿にも記載していたように『発泡スチロールOK』と書かれた接着剤なら接着できます。弊社の接着剤ですと、低粘度で塗りやすく透明で仕上がりも綺麗な『発泡スチロール用』、発泡スチロールと金属・プラスチックなどの異素材接着が得意な超多用途接着剤『スーパーXクリア』、硬くカチッと固まるので発泡スチロール製のパーツを組み上げて造形物を作る際などに便利なエポキシ系接着剤『スーパー』の3つがお勧めです」 ーーうまく接着させるコツなどはありますか? 「『発泡スチロール用』接着剤を使うとき、塗布した後に接着剤の成分を揮発させ、粘着性が出てきてから接着させるようにしてください。接着剤は硬化する時に湿気や溶剤(水を含む)が必要なのですが、発泡スチロールは断熱性や気密性が良いことが特長のため、それらを通しにくい性質があります。なので、接着させるときに『揮発させる』など少し工夫が必要となります。弊社の『スーパーX』の場合なら、塗布した後に空気中の湿気を取り込ませてから貼り合わせるなど、ちょっとした注意が必要なので気を付けてください。接着の詳しい目安や時間は、パッケージの説明書を参考にされるのがいいかと思います」