【NFL】敗戦での第4ダウンの落球を悔やむジャイアンツWRネイバース、「簡単には吹っ切れない」
シーズン第2週に活躍を見せたルーキーワイドレシーバー(WR)マリク・ネイバースだが、第4ダウンでの落球がそこに影を差し、結果としてニューヨーク・ジャイアンツはワシントン・コマンダースに21対18で敗れている。現地17日(火)夜、チャリティイベントに参加していたネイバースはこの重要なミスについて自らの責任を認めた。
「こういったことは簡単には吹っ切れない」とネイバースは『New York Post(ニューヨーク・ポスト)』のライアン・ダンリービーに話している。
「記録を振り返れば、敗戦のひとつは自分のせいだと感じずにはいられない。だからこそ、前を向いて、もっと成長して、二度とパスを落とさないように努力していく」
0勝2敗のジャイアンツは、日曜日のクリーブランド・ブラウンズ戦を皮切りに強豪チームとの対戦が続くため、今後さらに敗戦が重なる可能性がある。
コマンダースとの試合では、キッカー(K)グラハム・ガノが負傷したため、ジャイアンツは試合終盤にフィールドゴールを選択できず、18対18の同点で残り2分9秒、敵陣22ヤード地点からの第4ダウン残り4ヤードという状況に直面した。クオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズは時間を稼ぎ、サイドラインでオープンになったネイバースにパスを投じたが、ルーキーのネイバースは容易にファーストダウンを獲得できるはずだったこの場面でボールを落とし、ジャイアンツは次のドライブのチャンスを失った。
攻撃権を手にしたコマンダースは65ヤードのドライブを展開し、試合を決定づけるフィールドゴールを成功させている。
この落球によって、ネイバースの素晴らしいパフォーマンスはかき消されてしまった。ネイバースはこの試合で10回のキャッチで127ヤードとタッチダウン1回を記録しており、スーパーボウル時代において10回以上のキャッチ、125以上のレシーブヤード、1回以上のタッチダウンを1試合で達成したジャイアンツのルーキーとして、WRオデル・ベッカムに次ぐ快挙を成し遂げた(ベッカムは2014年のルーキーシーズンにこれを4度達成)。ネイバースが積み上げた193レシービングヤードは、リーグが統合した1967年以降、全体10位以内に指名された選手が最初の2試合で記録した距離として最多を数える。