スイスの高級時計ブランド、タグ・ホイヤーは、モーターレーシングの伝統を継承し、”タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ レーシンググリーン”を世界限定1000本で発売。英国のナショナルカラーであるレーシンググリーンにオマージュを捧げたモデルとなる。 【画像】英国モータースポーツの象徴、レーシンググリーンをあしらった新作デザイン

タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ新作

1969年に発売された“モナコ”は、当時の時計市場には見られなかった初の角型防水ケースを備えたクロノグラフだった。レーシンググリーンは1902年のゴードン・ベネット・カップで、英国車が初優勝した際に採用され、以来モータースポーツ界を象徴する色となった。この伝統的なカラーを採用した文字盤はシルバーのサンレイ仕上げで、1920～30年代のスポーツカーのダッシュボードを連想させるデザインが施されている。

文字盤にはアップライトインデックスとして、八つのポリッシュ仕上げのシルバーのアワーインデックスと、ライトグリーンのスーパールミノバを塗布した12個のドッドマーカーが配され、視認性を高めている。12時位置にはバトン型マーカーが配置され、秒針には鮮やかなイエローのストライプが施されており、英国レーシングカーを思わせるデザインが特徴だ。 上品なグリーンのサブダイアルもレーシンググリーンに敬意を表したもので、歴史的なホイヤーのロゴがコレクターや時計愛好家に強く訴えかける。リューズは69年から続くモナコの伝統に従い、9時位置に配置。 ムーヴメントはキャリバー11を搭載しており、ケースには軽量で堅牢なグレード2チタンを使用、サンドブラスト加工を施した。また、サファイヤケースバックからはムーヴメントの動きを確認できる仕様となっている。 パンチング加工を施したグリーンのベルトはクラシックな英国紳士の美学を反映しており、グレード2チタン製のフォールディングバックルにはホイヤーのロゴを刻印。ケースバックにはリミテッドエディションであることを示す”One of 1000”の刻印をあしらい、特別仕様のボックスはブラックをベースに、イエローのアクセントが施されている。なお、販売価格は130万3500円。