もうすぐ新米届けます コメ不足の中、北海道知事が稲刈りでアピール
全国的にコメが品薄となる中、北海道内では新米の収穫が始まった。まもなく消費者に届くことをアピールしようと、鈴木直道知事が7日、稲刈りを行った。収穫したばかりの稲を手に、買いだめを控えるなど冷静な対応を求めた。 【写真】豊かに実った田んぼの前で生産者と「もうすぐ新米が届きますよ」と呼びかける鈴木直道知事=2024年9月7日午後2時5分、北海道長沼町 5月に知事自らが田植えをした、長沼町の石尾大介さん(49)の田んぼを訪ね、ブランド米「ゆめぴりか」を収穫した。 鎌を手に、長靴を履いて田んぼに入った鈴木知事は、石尾さんの指導を受けながら大事そうに稲を刈った。腰をかがめての作業に、時折、息を吐きながら、収穫に汗を流した。 収穫後、石尾さんと一緒に取材に応じた鈴木知事は、「おいしいお米ができました。北海道全体でも状況はよいと見込まれています。これから順次、みなさんのお手元に届きますので、過度な心配はせず、冷静に対応いただければ」と呼びかけた。 石尾さんによると、今年は適度な暑さで甘みが増し、良い出来だという。長沼町産の新米は、あと1週間ほどで食卓に上る見通しだ。(長谷川潤)
朝日新聞社