エヌビディア時価総額526兆円は過大評価? 専門家に聞く「AI時代における真の価値」
まさかこんな時代が来るとは… 半導体大手エヌビディアの時価総額が3兆3350億ドル(約526兆円)で、MicrosoftやAppleを抜いて世界一となった。 【映像】エヌビディアとMicrosoft・Appleとの時価総額の「差」は? なぜエヌビディアは絶対的な存在だったGAFAMを上回ったのか? 第一生命経済研究所 主席研究員 柏村祐氏に聞いた。 エヌビディアの時価総額世界一について柏村氏は「驚きをもって受け取った」とした上でエヌビディア好調の要因について「設立当初から社長兼CEOがリードする形で愚直に品質を高めて信頼を勝ち取ったこと」そして「半導体が『AI時代の心臓部』、つまり『もしなかったらAIが動けないほど重要なもの』であること」を挙げた。 さらに柏村氏によると、エヌビディアはアメリカという国にとっても国策・中核となるような企業であり、「政治・経済・安全保障に密接に関わるAI、その心臓を担うエヌビディアは米国政府が最も注目する、扱いを気にする企業であり、覇権を争う中国に遅れをとらないためにも技術流出は国を挙げて死守する」という。 柏村氏は人間にとってAIの存在感はさらに増していくとしつつ、「労働力が不足する人口減少社会において、AIと協力しながら生産性を高め、持続的な企業を作ることは必須の時代になる」と述べた。 (『ABEMAヒルズ』より)
ABEMA TIMES編集部