「裏金作りはなかったのか」自民党派閥のカネを追及 岸田首相「それぞれ誠実に説明を」
日テレNEWS NNN
自民党の派閥が収支報告書に記載が必要な金額や団体の名前を一部、記載していなかったとされる問題で、野党側は裏金作りはなかったのかと厳しく追及しました。国会から中継です。 共産党の田村政策委員長は岸田首相に対し、「もっとリーダーシップを発揮して、この問題の調査にあたるべきだ」と迫りました。 共産党・田村参院議員「何で調査もせずに、裏金なんかないと、こんなふうに断言できるんですか。裏金作りなんか、あり得ないと」 岸田首相「私が承知しているのは、自分の派閥の政治団体の収支について、報告を受けている範囲内でのことであります。その範囲内で裏金ということはないということを申し上げている」 共産党・田村参院議員「そうするとね、過少記載による裏金とか、やっぱり、そういう調査が必要になるという認識ですか」 岸田首相「それぞれ別々の政治団体でありますので、それぞれの会計責任者を中心に説明をしてもらいたい」 田村議員は、さらに「説明の前に調査が必要だ」と訴えたのに対して、岸田首相は「誠実な説明を行うよう、茂木幹事長に指示を出した。説明を尽くしてもらわなければならない」と述べるにとどめました。 また、国民民主党の浜口議員が、ガソリン税の一部を引き下げるトリガー条項の凍結解除について「結論は年内に出すのか」と岸田首相に迫りました。 これに対して岸田首相は、ガソリン補助金が終了する来年4月末までに「間に合うタイミングで議論を行う」とした上で「与党の税制調査会で議論する過程を経なければならない」と強調しました。