長野県松本市の名所・名物をカードゲームに JCが小中学生と制作
松本青年会議所(JC、澤地雅弘理事長)は、長野県松本市の国宝松本城と城下町の名所・名物を題材にしたカードゲーム「知域王(ちいきおう)」を制作した。これからを担う子供たちに地域への理解や愛着を深めてもらう狙いで、18人の小中学生とワークショップを重ねながら約5カ月かけて作り上げた。市内3小学校に寄贈し、カードゲーム大会も開催して浸透を図る。 カードには「松本城」「松本一本ねぎ」といった松本の名所や名物が掲載されている。それぞれのカードに1~3点のポイントが設定されていて、獲得したカードの合計ポイント数を競う。100部を作製して配布し、11月に制作に参加した子供たちによる大会も開く。 11日に松本市大手3のギャラリーノイエで完成披露会があり、澤地理事長がこの日参加した11人の子供に完成したカードを手渡した。開成中1年の大野まどかさん(12)は「カードを通して多くの人に松本のことを知ってほしい」と話した。 企画したJCレガシー創出委員会の茂住貴之委員長は「友達や家族とゲームを楽しみながら街について学び、松本城や城下町を次の世代に残していってほしい」と願っていた。
市民タイムス