岐阜城、山上部でもてなしか 皿の破片や丸石が大量出土
岐阜城がある金華山(岐阜市)の山上部で、素焼きの皿の破片や土地の飾り付けなどに使われた丸石が大量に見つかり、市は10日、一般向け説明会を開いた。街全体を見渡せる場所に客人をもてなす建物「山上御殿」などがあったとみられ、織田信長以降の歴代城主が宴会を催していた可能性がある。 岐阜市は天守閣南側の通路西側斜面を昨年10月下旬から調査していた。 出土したのは、土地の飾り付けや整備に用いられたとみられる直径3~15センチの丸石「えんれき」115個と、16世紀後半、信長の孫秀信の時代に宴会で使われたとみられる素焼きの皿「かわらけ」の破片21点。