チュ・ジフンが視聴者を魅了したドラマ6選 『照明店の客人たち』で切り開いた新境地
『キングダム』
謎の疫病が蔓延する時代に、真相を突き止め国を立て直そうとする世子を描いた物語。全力疾走するゾンビの恐ろしさと対比して、人間の欲深さが描かれているのが心にずしりとくる本作。1話約40~50分前後で1シーズンは全6話となっており、体感速度はあっという間。まるで映画を見ているような壮大さがあり、骨太な脚本は『シグナル』『悪鬼』の脚本家キム・ウニが手掛けている。 世子として産まれるも、王妃の懐妊により自身の立場が危うくなっていく主人公・チャン世子をチュ・ジフンが演じている。劇中では、死んだはずの人が生き返り暴走してしまうという世界の中で、葛藤し苦しみながら剣を振り、真相を突き止めていく。物語が進むにつれて、世子としての覚悟が深まり顔つきが変わっていくように見えるのも見どころで、一体どうやって撮影したのだろうと思ってしまうほどのド迫力なアクションシーンも見逃せない。
『宮~Love in Palace』
現代に王室が存在したら、という設定で4人の男女を中心に展開していく超人気作。祖父同士の約束によって、ある日突然皇太子妃として入宮することになった女子高生チェギョンと、心に決めた女性にプロポーズするも振られてしまう皇太子イ・シン(チュ・ジフン)。そんな2人が、愛のない結婚をすることになってしまい……。当時の最高視聴率は28.8%と言われており、長年多くのファンに愛され続ける一作だと思う。 「チェギョンがいないと退屈だ」と、愛してるの裏返しのような表現をする皇太子シン君。そんな不器用で愛情深くてツンツンしたシン君を見事に演じ切っているのがチュ・ジフンだ。クマのぬいぐるみのアルフレッドが数少ない本音を話せる相手であったり、重圧に1人耐えたりと、孤独な影を背負うキャラクターでもあり、急に見せる優しさや繊細さのギャップに胸キュンがとまらなくなる。そして物語後半の、徐々にモノクロになりながら大通りで突然キスするシーンは、多くの人の心に残り続ける忘れられない場面の一つだと思う。 映画、ドラマ、バラエティなど幅広く活躍し続け、新作『重症外傷センター』では天才医師役を演じると報じられているチュ・ジフン。次はどんなキャラクターと画面を通して出会えるのか、チュ・ジフンの活躍から引き続き目が離せない。
韓国ドラマ好きのだらだら子