ヤマル、ギュレル、ムシアラ、ベリンガムたち若手がとんでもない…… ヤングスターたちがEUROで示す“サッカー新時代”
最近は10代から活躍する選手も増えている
4.アルダ・ギュレル(トルコ代表) グループステージ第1節のジョージア戦で決勝ゴールを奪ったのがギュレルだ。右サイドからお得意の左足を振り抜いたミドルシュートはファーサイドに突き刺さり、今大会のベストゴール候補になるであろう一撃だった。 すでに所属するレアル・マドリードでも存在感を放ち始めていて、まだ19歳と将来への期待は大きい。トルコではユヴェントス所属の19歳FWケナン・ユルディズも奮闘していて、攻撃陣ではフレッシュな若手が目立っている。 5.ベンヤミン・シェシュコ(スロベニア代表) まだゴールを決めたわけではないが、21歳のシェシュコはスロベニアの前線で強烈な存在感を放っている。ライプツィヒで今季リーグ戦14ゴールを挙げた実力は本物で、195cmのサイズを活かしてボールを収めることもできる。足下のテクニックも柔らかく、剛と柔を兼ね備えたセンターフォワードと言える。初戦のデンマーク戦ではポスト直撃の強烈なシュートもあり、ポテンシャルは凄まじいものがある。スロベニアのズラタン・イブラヒモビッチという表現も大袈裟ではないか。 6.シャビ・シモンズ(オランダ代表) 惜しくもオフサイドの判定で取り消されたが、21日に行われたグループステージ第2節のフランス戦では地を這う強烈なシュートでネットを揺らしてみせた。現在21歳を迎えたシモンズは10代の頃から有名な存在だったが、今大会はオランダ代表のスタメンに入っている。今季はシェシュコと同じライプツィヒで成長を遂げており、ここまでのキャリアは順調と言えるのではないか。 メンフィス・デパイ、コーディ・ガクポらとの連携も面白いポイントで、ここからの10年はシモンズがオランダ攻撃陣の主役となっていくべきだろう。 彼らの活躍は新時代を感じさせるものがあり、10代から平気で活躍する猛者がいるのも頼もしい。この中から次の10年を引っ張っていくスターが出てくるはずで、グループステージからヤングスターが躍動している。
構成/ザ・ワールド編集部