人間関係が悪い会社で身を守るサバイバル術 離職率が低い会社は「不満」を言いやすい環境
はっきり文句を言ってくる攻撃は、犬が吠えたり噛むようなわかりやすい攻撃。受動攻撃はハリネズミが丸まって背中のハリで防衛するように、相手が手出しできないように、壁をつくる自己防衛なんです。 この受動攻撃は、意識的または無意識的に行われます。実は、受動攻撃をする人は、子どもの頃に、支配的で怖い親に直接反抗できず、受動攻撃で反発していたり、親から受動攻撃を受けていた場合が多いんです。 その結果、親から学んだ歪んだコミュニケーションで、大人になっても他者に関わろうとしてトラブルになるんです。
■ネガティブな感情を吐き出させてあげる 【防災方法】 受動攻撃をする人は、表に出せない怒りや不平不満を抱えています。仕事を頼まれて「はぁ~」とため息をつくのは「忙しいのに、この仕事も私がやるんですか?」とストレートに言えないから、遠回しに不満を表現しています。つまり、受動攻撃する人はあなたに「もっと、察して!」「配慮してほしい」と願いながら、言えなくて不満を溜め込んでしまった人なんです。 そこで、ネガティブな感情を吐き出させてあげると、そもそもいじわるな受動攻撃に走らなくなります。
たとえば、普段から「何かあれば、いつでも相談してくださいね」「先輩の苦労話を聞きたいです!」と声をかけ、愚痴や本音を話せる環境をつくるのが効果的です。 また、もしあなたが会社に働きかけられるなら、意見が言いやすい仕組みをつくるのも効果的です。 ある企業では「困りごとや不満を紙に書いて箱に入れてもらい、必要に応じて上司が対処する」という取り組みをしたそうです。結果、たったこれだけで受動攻撃が減り、退職者まで減少したといいます。
そこまではムリなら、定期的な個別のミーティングで本音で話せる環境をつくることもオススメです。仕事をわざと遅らせるような妨害は、仕事の締め切りや手順、報告・連絡・相談のタイミングなどを事前に細かく指示し、確認すると、ある程度防ぐことができます。 ■冗談っぽく相手の本音を代弁する 【復興プラン】 廊下であなたが同僚と立ち話をしていると後ろから、書類を運んでる相手が、ムッとしながら「邪魔!」と言ってきたとします。相手はただ通りたいだけですよね?