今年のクリスマスこそ自宅を豪華なイルミネーションでライトアップしたい! でも、電気代はいくらかかる?
クリスマスや年末年始が近づいてくると、街路樹や商業施設のイルミネーションを目にする機会が増えます。最近は自宅をライトアップする人も増えており、「今年こそはわが家も自宅をイルミネーションでライトアップしたい」と考えている人もいるでしょう。 ただ、気になるのはライトアップにかかる電気代です。電気代が高騰するなか、イルミネーションにかかる電気代を節約する方法はあるのでしょうか。
大規模なイルミネーションの電気代は一晩で9万円
ウェザーニュースによると、長崎県佐世保市にあるハウステンボスでは、毎年大規模なライトアップを行っています。2017年は1300万球の電球を設置し、電気代は一晩で8万9700円かかったそうです。100球あたりの消費電力は6W、1日の点灯時間は5時間、電気料金は23円/kWhで計算しています。 使用する電球はLEDなので昔と比較すると電気代は抑えられているはずですが、さすがに1300万球もの電球を使用すると高額な電気代がかかってしまいます。
自宅をライトアップする際の電気代は?
自宅をイルミネーションでライトアップする場合、使用する電球数が少ないためテーマパークのような高額な電気代にはなりません。自宅の大きさにもよりますが、1000球ほどの電球を設置すればそれなりに形になるでしょう。 電気代の計算式は、「消費電力(kW)×使用時間(h)×料金単価(円/kWh)」です。100球あたりの消費電力は6Wとすると、1000球の消費電力は60Wです。 1日の点灯時間は5時間、電気料金は(公社)全国家庭電気製品公正取引協議会で定められた31円/kWhで計算します。1晩あたりの電気代は、0.06kW×5時間×31円/kWh=9.3円です。1ヶ月間(30日間)ライトアップしたとしても279円の電気代で済むことになります。 2倍の2000球設置したとしても、1ヶ月あたりの電気代は558円で済みます。一般家庭に2000球の電球を設置すれば、相当豪華なイルミネーションを演出できるでしょう。使用する電球や契約している電力会社などによっても多少異なりますが、イルミネーションにかかる電気代は意外と安いと感じた人もいるかもしれません。