コスパ最強ボール2024 ドーンと飛んで安けりゃ最高だ!ディスタンス系編
ドライバー調査「2500rpm以下で抑えられるかがカギ」
良し悪しの目安が分かったところで、次は個々のモデルの性能を調査。ドライバーテストでは、日下部プロには、ヘッドスピードが同じ46m/sになるように打ってもらい、飛ばしの3要素「ボール初速(BALL SPEED)」「打ち出し角(LAUNCH ANGLE)」「スピン量(SPIN RATE)」に注目した。ドライバーは、キャロウェイ「パラダイム Ai スモーク MAX ドライバー」のロフト角10.5度を使用。 ※トラックマンのデータはHS46m/sに近くプロが納得のいった弾道のみを表示(並びは価格順)
「ヘッドスピードの微差はご愛嬌で、それぞれのボールの特徴が表れた結果になったと思います。総距離(TOTAL)も重要ですが、一番注目してほしいのはスピン量です。ディスタンス系は、スピン系よりボール初速が速く出るのはもちろんですが、どれだけ吹け上がることなく高さを抑えられるかがカギ。理想は2500rpm以下。今回の中では2240rpmに抑まった本間ゴルフ『D-1 スピードモンスター』が好結果につながったといえます」
アプローチ調査「打ち出し30度未満&スピン5000rpm超えが目安」
アプローチテストでは、キャリーが30ydになるように調整して打ってもらい、「打ち出し角」を抑えつつ「スピン量」がどれだけ多くかかるかに注目した。使用ウェッジは、三浦技研「TW-01 ウェッジ」の58度。 ※トラックマンのデータは、30ydに近くプロが納得のいった弾道のみを表示(並びは価格順)
「ディスタンス系のマイナス点は、スピン系に比べて弾きが強い分、アプローチでは意図した距離より遠くへ飛んでしまうところ。今回のケースでは打ち出し角は30度未満、スピン量は5000rpmを超えてほしいと思って打ちました。ただ、ショートゲームでは数値より大事なのは“乗り感”。フェースに乗っている感触が弱いと、軽すぎてコントロールできません。適度な重さを感じられる=スピンコントロールできるボールを評価しました」