トランプ氏、駐日大使にグラス氏の指名を検討 実業家出身で大口資金支援者
【ワシントン=坂本一之】米CBSテレビ(電子版)は14日、トランプ次期米大統領が駐日大使に実業家出身のジョージ・グラス氏の指名を検討していると報じた。グラス氏は大口献金者としてトランプ氏を支え、11月の大統領選での返り咲きにも貢献した。 グラス氏は第1次トランプ政権で駐ポルトガル大使を務めた。西部オレゴン州出身でオレゴン大卒。1990年に投資銀行を設立し、2015年には不動産業にも進出した。指名されれば上院の承認を経て就任する。 トランプ氏は14日、北朝鮮やベネズエラなどに関して特別任務を担当する大統領特使にリチャード・グレネル元国家情報長官代行を起用すると発表した。声明で「世界の最もホットな現場で働いてもらう」と述べた。 また、トランプ氏は同日、過去の性的暴行疑惑などが報じられた国防長官候補のヘグセス氏らと東部メリーランド州でアメリカンフットボールの試合を観戦。ヘグセス氏は上院の承認手続きが難航する可能性も指摘されているが、トランプ陣営は擁護している。