西武の新守護神は平良海馬 西口文也監督「信頼して任せられる。そこにこだわっていた」
西武の西口文也監督(52)が、就任1年目の2025年シーズンの抑えを平良海馬投手(25)に託すことを明かした。「信頼をして(9回を)任せられるのは平良だと考えていた。本人には抑えと伝えており、そこにこだわっていた」と全幅の信頼を示した。 ■父はレオのレジェンド、24歳モデル【写真】 起用法について、平良は先発を希望していたが、西口監督が抑えを打診。昨年12月の契約更改交渉で1度は保留したものの、西口監督の熱意に加え、球団との交渉で出来高払いの内容も充実したことなどもあり、受け入れた経緯がある。 ここ2年は先発で開幕を迎えた平良も「それだけ(抑えを)やってほしいという思いが伝わった。責任を持ってやりたい」と意欲を示す。2021年には20セーブ21ホールドを記録し、22年は35ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手に輝いた剛腕がブルペンを担うことの意味はは大きい。 昨季の救援陣の防御率はリーグ5位。貧打に苦しんだ打線とともに最下位に沈む要因の一つとなっただけに、ブルペンの強化は重要事項だった。だからこそ西口監督も「軸となる後ろをまず決めたかった」と太い〝幹〟が定まったことを喜ぶ。 その上で「(最多セーブの)タイトルも取ってほしい。そのためには勝っている状況で平良につながないといけない。どうやってつなぐかが大事」とも話した。強力な「守護神平良」をフル活用できる戦略を練る。