自動車整備士が日ごろ磨き上げた技能を大会で発揮 兵庫
兵庫県の自動車整備士が技能を競い合う大会が、9月29日、三木市の三木市立かじやの里メッセみき(道の駅みき)で行われました。 【写真】大会で接客対応力を問うアドバイザー競技に挑む、自動車整備士たち 2年ごとに開催される「兵整振自動車整備技能競技大会」(主催:一般社団法人兵庫県自動車整備振興会)。19回目を迎える今年は、同会の淡路、加古川、姫路南、伊丹の各支部チームと、車関連事業を展開するG-7・オート・サービスの2チームの、計6チームが出場しました。 大会では、2人1組で、接客対応力を問うアドバイザー競技、定期点検、故障探求力を問う実車競技を行い、各チームが日ごろ磨き上げた技能や成果を発揮。その結果、淡路支部が前回大会に続いて優勝し、11月30日に東京ビッグサイトで開かれる全日本自動車整備士技能競技大会に兵庫県代表として出場することになりました。 優勝した淡路支部の新崎謙治さんは「大会点検の反復練習に力を入れました。うれしい気持ちとほっとした気持ちです」とコメント。また、前回も出場し連覇を果たした上田一尋さんは「全国大会まであと2か月、あまり時間はありませんが、できる限り練習して上位を目指します」と意気込みを述べました。 県内の整備士に求められる技能の現状について、「お客様の満足度や安心感を高め、自動車整備業界の重要性を理解してもらうために、整備技術と高い接客力が求められています」というのは、同大会実行委員長の沖泰宜さん。 同大会会長の西原興一郎さんは「整備業界に求められていることは、確かな整備技術を基に自動車ユーザーに信頼される整備サービスを提供すること。急速に普及する電子制御など、高度な技術を駆使した自動車に対しても的確に対応すること。顧客満足度の高いサービスを心を込めて提供したい」と語っていました。
ラジオ関西