特殊詐欺を防げ…「コンビニポリス」出動だ 16店舗を見回り、「顔の見える関係」で連携強化
鹿児島県警指宿署は15日、地域の防犯力を高め、特殊詐欺の被害を防ごうと「コンビニサポートポリス」を県内で初めて発足させた。管内のコンビニエンスストア16店に担当交番を割り当て、定期的に巡回し連携を強める。 【写真】〈関連〉コンビニサポートポリス発足式で、防犯力向上へ意気込むコンビニ3社の代表ら=15日、指宿市の指宿署
顔の見える関係を築き、店員らに防犯意識を高めてもらうのが狙い。発足式が同署であり、コンビニ3社の代表者らが出席。久木山茂署長は「官民一体で活動し、安心安全の確保と犯罪抑止の機運を高めたい」とあいさつ。防犯連絡ノートなどを贈った。 セブン-イレブン指宿市役所前店で防犯訓練もあり、約40人が強盗への対処法やうそ電話詐欺被害防止の声かけを学んだ。同店の奥貞広オーナー(57)は「警察に相談しやすい環境ができればありがたい。従業員にも周知を図っていく」と語った。
南日本新聞 | 鹿児島