【ボートレース】<クイーンズクライマックスへの道>初代女王の三浦永理がティアラ奪還に燃える
ボートレース蒲郡のプレミアムG1「第13回クイーンズクライマックス」(QC)は28日から31日まで開催される(QCシリーズは同26~31日)。女子賞金ランク2位でQCトライアル初日(大会3日目)の1号艇が確定した三浦永理(41)=静岡=が2度目の大会制覇に燃える。 「蒲郡は好きですね。優勝できるように頑張ります」と、2012年の第1回(大村)を制した初代女王が意気込んだ。以後、4年連続で出場した大舞台。ところが、15年の第4回(福岡)の優勝戦でF。その後は出場から遠のいた。前回、7年ぶりにこの大舞台へ戻り順調に優出。5号艇からVを狙って5着に終わったが、勝者の象徴であるティアラ奪還の期待が高まる最近の戦いぶりだ。 来年1月からの適用勝率は7・65で女子ではトップ。これで3期連続の7点キープと安定感もある。「うれしいけど…」とSG戦線で活躍する遠藤エミらを意識して自己評価は控えめ。それでも「練習やペラの調整で変えたことは特になくて、今まで通り走っている。積み重ねたモノが結果として出ている」と自身の取り組みへの手応えも感じている。 QCのライバル、女子賞金1位の遠藤も出場した直前の住之江SGグランプリシリーズでは、遠藤が予選落ちする一方、自身は準優進出を果たし、惜しくも3着だった。「毎回違うペラでいっている。もらった形をベースで、そこから調整していったのがうまく合った。来節の蒲郡もこの感じで調整する」。今年ラストのプレミアムG1。有終の美を飾る態勢は整った。
報知新聞社