ピンク・レディー 増田惠子、意外なクルマとの付き合い方とは? 亡き夫と見つけた希少国産車と対面へ
ヒミコが気になるワケ
自分で運転することはないと潔く語る増田さんであるけれど、気になるクルマはあるという。それが、光岡自動車のヒミコだ。 「夫とは若い頃からの知り合いで、彼がアマガエルみたいなグリーンのポルシェに乗っていたことも知っているし、乗せてもらったこともありました。でも欲しかったポルシェも買ったし、私と結婚した頃にはポルシェに対する熱が少し冷めていたようです。ある日、60歳を過ぎてちょっと格好いい夫婦になったらどんなクルマに乗る? と、話し合いながらインターネットを見ていたら、ヒミコに出会ったんです」 初めて、実車のヒミコを目の当たりにした増田さんは、「インターネットで見るよりはるかに素敵です!」と、興奮した様子を見せた。 「顔がわかいいし、上品で、これみよがしではないのにスペシャルな感じがあります。私たちがインターネットで見つけたのはボディカラーが赤いヒミコだったので、今度はぜひ、赤を見てみたいですね」 そして増田さんは、この車両を撮影場所まで運んでくれた光岡自動車のスタッフに、どうすればヒミコを買えるのか? を、熱心に訊く。スタッフによれば、2024年モデルは10台限定ですでに完売しているけれど、来年以降も生産は続く予定とのこと。これを聞いて、増田さんの顔がパッと輝いた。 ちなみに光岡自動車のヒミコは、現行のマツダ「ロードスター(ND型)」がベースとなっている。ライトウェイトスポーツカーらしい軽快なドライブフィールと快適な乗り心地を両立させているNDロードスターは、6MTのシフトフィールのよさやステアリングフィールといった細かいところまでしっかりと作り込まれ、玄人筋からの評価も高い。きっと、ポルシェがお好きだというパートナーも納得するはずだ。 「私は出身地の静岡が大好きで、夫の運転でよく帰省しています。海沿いの道でこのクルマの屋根を開けて走ったら、気持ちがいいでしょうね」 増田さんが、ヒミコの助手席でオープンエアモータリングを楽しんでいる絵を想像してみると……格好よすぎる。やはり、スポーツカーは大人にこそ似合うクルマなのだ。