母子3人団地で「すっきり暮らし」。ゴミ袋8個分の不用品を処分してたどり着いたルール
(3)重点を置く家事を決める
「仕事と普段の家事、子育てをしながら完璧に家事を行うのは現実的ではありません。そのため、自分の中でどの家事をどこまでやるかの折り合いをつけることにしました」 「私は水まわりが汚れているのが嫌なので、そのあたりの掃除はしっかり行いますが、たとえば調味料類を置く棚まで清潔に保つところまでは手がまわりません。鍋やフライパンなどの調理器具も同様です。だから調味料ラックなどは置かずにそのまま直置きでコンロ下に収納することにしました。 自分が無理をしないラインはどこなのかを知ること、苦手なことやボーダーラインを把握することも大切だと思いました」
家に余分にものがあると無駄な時間が増える?
「家の中に余分なものがあると、それらを見るたびに片づけけなきゃとモヤモヤしてしまったり、使っていないものの置き場所に考えを巡らせる必要が出てきてしまうものです」 marcoさん自身、そのように「忙しいときにそんな余計なことまで考える時間こそ無駄なのではないか」と気づいてから、部屋を整え出したそうです。 「不要なものを手放すと、いらないもののために時間を使わなくて良くなり、結果的に自分のため、家族のために使える時間が増えました。以前は『仕事と家事と子育てを全部ひとりでこなさなければいけないなんて、時間がたりないよ!』と思っていたのですが、自分の思考に基づいて部屋の整理を行ったことで、時間の使い方がうまくなり、性格も前向きになったように思います」 部屋を整えるためには、まず自分と向き合うことからはじめてみるとよさそうですね。
小林ユリ