【元交際相手ら5人が逮捕】多摩川スーツケース死体遺棄の被害男性は「住吉会の元相談役」と豪語していた「アウトロー系配信者のレジェンド」だった
怒号が飛び交う修羅場に視聴者は大盛り上がり
原さんは2次団体でも3次団体でもなく、住吉会本体の大幹部だったと豪語した。だが、そんな大物だったならば名前が知られているはずだーー。あやしい回答を引き出したウナちゃんマン氏は、“やっぱりフカシだ”と確信し、原さんを激しく罵倒し始めた。 「オタクの組って、頭悪いんじゃないの? お前みたいなマヌケ面した男をそのポジションに置いたらバカ過ぎるだろ」 人格を否定するようなその言葉に、原さんもプッツンと切れた。 「ああん! お前、上等きってんなぁ、オイ!」 それから2人は数分間にわたり、聞くに耐えない罵り合いを繰り広げたのである。 原さん「おい! お前、他の生主(註・生放送の配信者)から逃げてんだろ。リアルでは会えないんだろ! リアルで会えよ、ブルっちゃってんだろ。ああん! なめんなよ、この野郎!」 ウナ氏「(受け流しながら)はいはい、K組(住吉会の二次団体)にいたって言うんだろう。分かった。後で調べてみるわ」 原さん「調べろよ、後でケツ拭けよ、てめぇ、このヤロウ!」 ウナ氏「ケツなんか拭かないよ、お前絶対在籍していないもん。吠えるだけ吠えちゃってさぁ。カタギなんだろー、ずっと。あぁん、何が組長だ」 かつてこの界隈では、このようなバトルがそこかしこで勃発し、視聴者を盛り上がらせたという。この日を境に原さんは一躍、界隈で注目を集めるようになったそうだ。
時代に取り残されてしまった
「ほとんどがアンチでしたがね。視聴者が『おいフカシ野郎』などと絡んで来るんですが、唯我はウナさんから直々に仕込まれたケンカ上等スタイルで、『なんだテメェ、今から乗り込むぞ』と怒鳴り返す。彼の配信はいつもカオスで、警察沙汰になることも度々でした。その後、ウナさんとも何度か再戦。2人は永遠のライバルと言われていました」(ヒロさん) だが月日が流れ、2人は配信業界のメインストリームから外れていった。時代はニコ生からYouTubeへ。Vtuberの懲役太郎氏やコレコレ氏などの暴露系配信者が手がけるチャンネルが台頭してくるにつれて、原さんのコンテンツは視聴者から飽きられてしまったようだ。原さんはYouTubeチャンネルを17年に立ち上げているが、登録者数は3500人と振るっていない。 「話す内容も周辺で起きたトラブルばかりなので、新規の視聴者には何の話をしているのだか全くわからない。それでも、配信が始まると数千回くらいは再生され、それなりに盛り上がっていました」(同) ヒロさんいわく、原さんが10年以上、配信業界で生き延びて来られたのは、ファンを大切していたからだという。 「唯我はアンチであろうとも常連の名前はちゃんと覚え、否定的なコメントであろうと読み上げた。熱くなってブロックすることも多かったですが、ファンの心はちゃんと掴んでいた」(同)