中国で“呼吸器感染症”拡大 春節を前に…日本に影響は?
春節の大移動を前に、中国で呼吸器感染症が拡大。日本への感染拡大は大丈夫なのでしょうか。 【画像】中国で感染拡大「ヒトメタニューモウイルス感染症」とは? 専門家に聞く
■“春節大移動”日本は大丈夫?
中国外務省 毛寧副報道局長(北京・日本時間3日) 「先日、中国のCDC(疾病予防コントロールセンター)は記者会見を行い、中国の呼吸器感染症の予防に関する状況を説明した」 中国メディアによると、ある呼吸器感染症が拡大しているといいます。 「ヒトメタニューモウイルス感染症」は去年11月から拡大傾向になり、特に14歳以下の子どもを中心に増加しているといいます。 東邦大学 感染制御学 小林教授 「あまり聞かれないウイルスかと思うが、せき、発熱、鼻水、主に呼吸器症状が起こってくる。非常に強い感染力を持っていると考えてよろしい」
■どうする?感染対策
中国は今月28日から、春節の連休に突入。過去最多ののべ90億人が大移動する見込みです。 思い出されるのは、5年前のこの時期。新型コロナウイルスが中国・武漢で見つかり、パンデミックとなりました。心配なのは日本への拡大です。 小林教授 「春節とか人が大きく移動する、人が密集するような条件は、やはりウイルスが拡大する条件になる。ワクチンもないし、治療法もないウイルスで、対症療法で熱が出れば解熱剤、せきが出ればせき止め」 小林教授は、日本でも毎年、子どもの10%程度は感染するとしたうえで…。 小林教授 「マスクを着用して、できるだけ密集する場所を避けておく。それと手洗いを頻繁にするということが、基本的な感染対策になると考えていい」
テレビ朝日