【メタバース】花王や大丸松坂屋など有名企業も多数出展 VR最大級のイベント「バーチャルマーケット」大企業が注目する“イマーシブ”な体験とは
株式会社HIKKY 営業統括 大河原あゆみさん: 「今、若い人が車に興味がなくなっているという話だけど、まずは気軽に車に触れてもらうという取り組みをしています」
■メタバース内の百貨店で実際にお買い物も
次に訪れたのは大丸松坂屋百貨店のブース。 今回で9回目の出展で、バーチャル空間上で実際に商品の購入もできます。また、メタバース上で使えるアバターの購入や謎解きゲームも楽しめます。 まず気になったのは京風カレーうどん。 大河原:「お店では調理した状態はわからないと思います。それをメタバース上でどのような感じで調理されるのかを感じていただきつつ、商品選びを楽しんでいただいています」
こちらでは、ワインのコーナーも。 大河原:「商品のテキスト(成分表示など)も細かくなっていて、実際にどういう成分が含まれているのかも確認できます」
大河原:「また、実際に手に持って写真を撮り“こんな商品見つけたよ”“おいしかった” とSNSで“飯テロツイート”のような発信を文化として、メタバースではやっています」
「“界隈消費”という企業から宣伝を受けた物より、普段やりとりをしている友達が“これいいよ”とさりげなくおすすめした物を買いたくなるということが若い人を中心に流行っていて、そこも有効な広告手段なのではないかと思います」
こちらの大きな看板にある“注文はこちら”というところを選択すると、PCの画面上にECサイトが開き、実際に商品を購入することができます。 「8個入りのプリンが5000円ということで、プリンにしては高額だと思う方もいると思いますが、バーチャル空間での買い物は、テーマパークに遊びに行ったお土産や楽しかった思い出を持ち帰るために商品を購入するという感覚なので、多少高額でも売れるというのが、特徴の1つでもあります」 大丸松坂屋の担当者にも話をききました。 大丸松坂屋百貨店本社ギフト企画スタッフ 田中直毅さん: 「ちょうどコロナの時に百貨店を休業し、お客様も来られないという状況下で何かタッチポイントとして新しい物を考えていくときに、 “バーチャルマーケット” と巡り会うことができたので、1度こういうところでやってみようと始まりました」 「VR上で食品はどう見られるのかと思い、初めての出店では屋台みたいなところに席を用意したところ、皆さんが3Dモデルで宴会をしていました」 「このようにエンターテインメントのきっかけとしてとっつきやすいので、食品を出し続けています」