練習でランニングする浦和MF原口元気

　Ｊ１浦和の元日本代表ＭＦ原口元気が２４日、さいたま市内で練習後に取材に応じ、２８日のアウェー・神戸戦（ノエスタ）に向けて意気込みを語った。 　１０年ぶりに埼玉スタジアムに帰還した２１日のＦＣ東京戦は０―２の後半１６分に出場。前半にミスも絡んで失った２点が重くのしかかり、得点を生み出せずに敗れた。「うまくいってない時にパワーを出すのは簡単じゃない。チームのメンタリティー的に足りない部分が見えたと思う。監督も『ああいう時こそチームを引っ張る振る舞いが大事』と言っていた。その通りだと思う。ああいう試合から学ぶことはたくさんある」と強調した。 　次戦は、日本代表として１８年ロシアＷ杯で共闘した大迫勇也、武藤嘉紀ら強力ＦＷを擁する神戸と対戦する。原口は「すごくタフなチームだし、前の２枚がすごく起点になってる。ハイプレスにいってもロングボールを蹴られて大迫と武藤で奇麗にカウンターに持って行くシーンは見えてるので、ゲームをコントロールをすることが大事。一発で変える力を持ってる２人が前にいるのが特長なので、かなりシビアな戦いになる。一つ一つのプレーにこだわりながらやらないと後悔することになる」と警戒した。 　神戸は現在３位で優勝争いをする一方、浦和は１１位と低調な成績となっている。原口は「彼らの方が優勝がかかっているけど、僕らもトップ３を目指してやっているし、クラブＷ杯とか来季の大きな目標に向けた準備という部分でも一つ一つ積み上げていかなきゃいけない時期なので、１試合も無駄にできない思いでやってるし、モチベーションはかなり高い。変わらずにできると思う」と気合いをみなぎらせた。