新天地決定から約2か月…31歳の元フランス代表バランが電撃引退「ピッチの外で新しい人生が始まる」
セリエAのコモに所属する元フランス代表DFラファエル・バラン(31)が25日に自身のインスタグラム(@raphaelvarane)を更新し、現役引退を表明した。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 RCランスのアカデミーで育ったバランは2010年に17歳でトップチームデビューを果たし、翌2011年にレアル・マドリードへ移籍。在籍10シーズンでクラブ通算360試合に出場して17得点をマークし、3連覇を含む4度のUEFAチャンピオンズリーグ制覇などに貢献した。 また、2013年にフランス代表デビューを飾り、国際Aマッチ通算93試合で5ゴールを記録。2014年、2018年、2022年と3大会連続でW杯に出場し、2018年のロシア大会では世界一を経験している。 2021年にはレアルからマンチェスター・ユナイテッドへと活躍の場を移し、契約満了を迎えた昨季限りで退団。今年7月28日にセスク・ファブレガス監督が率いるコモへの加入が発表された。だが、今季初戦となった8月12日のコッパ・イタリア1回戦でいきなり膝を負傷。その後は離脱が続き、出場は新天地デビューの1試合のみだった。 バランはインスタグラムで「良いことは、必ず終わりが来ると言われている。僕はキャリアの中で多くのことにチャレンジし、不可能と思われたことにも次々と挑戦してきた。信じられないような感動、特別な瞬間、そして一生忘れられない思い出。これらの瞬間を振り返り、僕は計り知れない誇りと充実感をもって、僕たちみんなが愛するこのスポーツからの引退を発表する」と伝えている。 今後については「ピッチの外で新しい人生が始まる。僕はコモに残る。ただ、スパイクとすね当てを使わずにね。このことについては、近いうちに詳しく話したいと思っている」と言及。最後に「僕がプレーした全てのクラブのサポーター、チームメイト、コーチ、スタッフのみんな…この旅を僕の想像を超える特別なものにしてくれて、心から感謝している。ありがとう、フットボール。愛をこめて。ラファ」と締めくくった。