【スナップ実例】このオトコが証明「夏の黒は際立つための色!」
結局、お洒落ってちょっとした工夫があるかどうか。料理におけるスパイスじゃありませんが、そのひと振りがあるかないかで結果は大きく変わります。そこで今回は、夏のお洒落が見違える珠玉のひと手間、ひとヒネリひとアイテムを皆さまにご提案。
自らのブランドの新境地を、身をもって表現するご存知ガブリエレ・パジーニさん。この日もヴィンテージにカテゴライズされるようなクラシックスタイルのスーツを、やんちゃに遊び倒す余裕の装い。このこなし、もちろん合わせも斬新ですが、ブランドイメージになかった全身ブラックの色使いが想定以上。やはりこのオトコ、タダモノじゃありません。
【夏の黒テク2】 ブラックスーツにブラックキャップ
夏に全身真っ黒のスーツスタイル、というだけでも十分衝撃的ですが、こなしもやっぱり際立っています。まず目を引くのが、ココンチ得意のクラシックなスーツにスポーティなキャップを合わせる新鮮なテク。
【夏の黒テク3】 お茶目でリッチな首元ジャラ付け
【夏の黒テク4】 やんちゃすぎる腕元&指元
【夏の黒テク5】 タラリなレザー&ガチャベルト
パジーニスタイルの真骨頂たるジャラ付けアクセも健在。首元はスーツになじむモノトーンをあしらう一方、腕元は唯一色を効かせてやんちゃに遊ぶ。そのメリハリもお洒落でさすがです。
【夏の黒テク6】 太いのに美しいユルリな揺れパン
ドレープ自慢の“揺れパン”をタラリなバックルベルトで締めたボトムスにも時代の気分が滲むんですよね~。もうこれだけでタダモノじゃありません。 2024年9月号より 写真/スナップ・Massi Ninni、仁木岳彦(siteniki.com) 文/竹内虎之介、小曽根広光 撮影協力/Pitti Immagine Uomo