東海大、10人目の悲劇で本選連続出場「11」でストップ… エースは「チームのために最後まで振り絞ってくれた結果」【箱根駅伝予選会】
◇19日 第101回箱根駅伝予選会(陸上自衛隊立川駐屯地スタート、国営昭和記念公園ゴールの21・0975キロ) 来年1月2、3日に開催される第101回箱根駅伝の出場10枠をかけた予選会は、43チームで争われた。気温24度を超える蒸し暑い天候で、上位10人の合計タイムで争う中、ゴール直前で悲劇も起きた。 東海大は、タイムが確定するチーム10番手を走っていたロホマン・シュモン(3年)がゴール直前で倒れ、はってゴールを目指す場面もあったが、無念の棄権となった。チームによると、シュモンは救急車で搬送されたが意識は取り戻したという。 チームは悪夢の14位に終わって本戦出場が11年連続でストップ。エース格の花岡寿哉(3年)は「自分も本調子に戻すことができず、タイムを稼ぎきれなかった。(予選が)初めての子もいる中で、厳しい戦いだった」と硬い表情で振り返った。 また、ゴール前のアクシデントについては「チームのために最後まで振り絞ってくれた結果。責めたくはない。悔しい経験を来年、しっかり生かしていってほしい」と語り、「この大学にいれば4年間、箱根駅伝に出られると思っていた。そこに対する自分たちの甘さが、どこかしらにあった。一からチームを作り直す」と再起を誓った。
中日スポーツ