東山動植物園 スマトラトラが来園 ブリーディングローンのため
東山動植物園に3月17日、東京都恩賜上野動物園からスマトラトラ(オス)来園することが、両園より発表された。来園するのは クンデ(8歳8ヶ月)で、 2005 年 7 月 4 日スペイン・フエンヒローラ動物園生まれ。今回はブリーディングローンのための移動となる。 ブリーディングローンとは、繁殖を目的とし、動物園同士が相互に動物を貸し出し、あるいは借り入れを行う契約のことで、動物の所有権は残したままとなる。また、日本国内でスマトラトラの繁殖は、仙台にある八木山動物園で成功しており、今回も繁殖が期待されている。 今回は、東山動植物園で飼育している「カリ」(メス 7 歳)と「クンデ」のペアリングが目的。遺伝子の多様性を保持(近交劣化を防止)しながら繁殖を促進することにより、生息域外で保全していくことを目的に行うものです。 来園後、東山動植物園のスマトラトラはオス 1 頭、メス 1 頭の 2 頭となる。なお、公開日は未定。