「インサイド・ヘッド2」ハズカシはなぜピンク色なの?デザイナーが秘話を明かす
ディズニー&ピクサーが贈る映画「インサイド・ヘッド2」に登場する“ハズカシ”のデザインを手がけたキャラクターアートディレクター村山佳子と、監督のケルシー・マンからコメントが到着した。 【動画】「インサイド・ヘッド2」予告編はこちら 前作「インサイド・ヘッド」は、11歳の少女ライリーの“頭の中”に住むヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリら感情たちの物語。「インサイド・ヘッド2」では、思春期を迎えたライリーの頭の中に大人になるための新たな感情が現れ、騒動を巻き起こす。 ハズカシは、いつもモジモジしていて恥ずかしさがマックスになるとフードで顔を隠すキャラクター。ライリーが憧れの先輩の前で空回ったときや、ホッケーの試合中の失敗を思い出したときに登場する。日本語吹替はマヂカルラブリーの村上が担当した。 ハズカシが最初にデザインされたときは、現在のピンクではなく青色に塗られていた。村山は「まずストーリーでカナシミと協力することが決まっていたので、デザインでもその関係性を表現しました。カナシミは涙の形だから、ハズカシはそれに似た卵型っていうアイデアでした。私がデザインしたときは、カナシミとペアのキャラクターとして監督に見せて理解してもらいやすいように、最初は青に塗ってたんですよ」と振り返る。 そんなハズカシをピンク色にした理由について、マンは「それぞれの感情には色がありますが、恥ずかしいときに人は頬を赤くするので、それが彼の色にふさわしいと思いました」とコメント。さらに「最初ハズカシはカナシミと同じくらいのサイズでしたが、考えているうちに僕はハズカシが一番大きな体の感情であるべきだと気づきました。彼は他の人に見られたくなくてフードをかぶって隠れていたいのですが、あえて体を大きくして隠れられないようにするのは面白いと思ったのです」とも言及した。 「インサイド・ヘッド2」は全国の劇場で上映中。吹替版のバリアフリー上映も行われている。 (c)2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved.