韓国・尹大統領の拘束、3日は断念 令状執行「事実上不可能」
日テレNEWS NNN
韓国の尹錫悦大統領による非常戒厳をめぐり、捜査を進めている合同捜査本部は3日、尹大統領の身柄拘束に乗り出しましたが、大統領の警護による抵抗を受け、断念に追い込まれました。 内乱を首謀した疑いで尹大統領の拘束令状を取っていた合同捜査本部は3日朝、大統領を拘束するため、強制捜査に踏み切りました。 しかし、警護にあたる大統領警護庁がバスや乗用車で道をふさいだほか、職員ら200人以上が立ちはだかるなど強く抵抗し、公邸に入ることができませんでした。 こうした事態を受けて捜査本部は、捜査員らの安全が懸念されるとして、拘束令状の執行はできないと判断し、午後になり、3日の拘束を断念しました。 捜査本部は、大統領の態度は非常に遺憾だと批判する一方で、「警護が続く限り、令状の執行が事実上不可能だ」ともコメントしていて、戦術の見直しも迫られています。 今回の拘束令状の期限は6日までで、捜査本部は「今後の対応を検討する」としています。