教育から食事業へ新規参入 名古屋で米粉ドーナツ専門店 ドラゴン教育革命
「子どもたちの笑顔のために」という思いから、教育者や保護者のコーチング塾などを展開するドラゴン教育革命(渋谷区、坂田聖一郎社長)が食事業に新規参入した。 10月1日、名古屋市昭和区に米粉ドーナツ専門店「nicomeco」(坂田真梨子店長)をオープンし、子どもとママの憩い場として活用してもらう。 SNSなどでドラゴン先生として知られる坂田社長は、愛知教育大学を卒業後、東京NSC9期に入り、しずるの村上純さんとコンビを組んでお笑い芸人に。コンビ解散後に小中学校の教員を経験するなど異色の経歴を持つ。20年に教育の改革に取り組むため「ドラゴン教育革命」を設立し、保護者や教職員らに向けて講演会などでコーチングを教えている。 新規事業への参入は、坂田社長のコーチングを受けている妻の坂田真梨子さんの「ものづくりを通して子どもやママを笑顔にしたい」との思いを受けて実現した。 店名は坂田真梨子店長のSNSのハンドルネーム「ニコママ」と米粉をかけて、子どもやママたちがニコニコと交流を楽しんでもらえることを願い「nicomeco(ニコメコ)」と名付けた。 アレルギーの子どもたちにも安心して食べてもらえるよう7大アレルゲンを使用せず、国産の米粉を100%使用した「米粉ドーナツ」を開発。定番のプレーン(250円)、ココアチョコチップ(300円)など8種類を用意。朝食にも活用してもらうため惣菜ドーナツとして「ウィンナー」なども揃えた。 店舗は名古屋市昭和区台町のレストラン「nodate.」を間借りしレストランの休業日の毎週月曜日11時から16時まで、売り切れ次第閉店する。 坂田社長は「毎日でも食べられる素朴な甘さのドーナツ。グルテンフリーの米粉は日本人に合っていると考えているので、もっと広げていきたい」と話している。