サッカー日本代表乗せた旅客機の引き返し、原因は「防氷系統」の不具合表示
サッカー日本代表の選手や森保監督らスタッフが乗った旅客機が出発後に羽田空港に引き返した問題で、国土交通省は11日、原因は飛行中の着氷を防ぐ「防氷系統」の不具合表示だったと明らかにした。
国交省などによると、羽田発ジャカルタ行きの全日本空輸855便(乗客乗員245人、ボーイング787―9型機)は10日午前10時43分に離陸した後、愛知県豊川市の上空(高度約1万1000メートル)を飛行中、右側の第2エンジンの防氷系統に不具合があることを示す計器表示が点灯した。そのため、紀伊半島沖で引き返し、午後0時10分に羽田空港に着陸した。
点検の結果、機体の損傷はなく、855便は同8時半頃、別の旅客機で再運航し、11日未明にジャカルタに到着した。