同性婚の法制化「党挙げて全力尽くす」立民・野田代表、法務委は「大事なテーマいっぱい」
立憲民主党の野田佳彦代表は16日、同性婚の法制化について「党を挙げて全力を尽くしていく」と述べ、強い意欲を示した。国会内で公益社団法人「Marriage For All Japan―結婚の自由をすべての人に」のメンバーらとの面会で語った。 【写真】マリッジフォーオールジャパンのメンバーから同性婚の早期法制化に関する要望書を受け取る立憲民主党の野田佳彦代表 野田氏は、立民の西村智奈美前代表代行が起用された衆院法務委員長のポストを挙げて、「法務委員長を(与野党の交渉で)取れたのは大きい。法務委に関わることで、ずっと放置されてきた選択的夫婦別姓など大事なテーマはいっぱいある。その一つが同性婚の法制化だ」と述べ、「議論の俎上に載せて、実現できるように頑張っていく」と強調した。 同性同士の結婚を認めない民法などの規定を「違憲」とした13日の福岡高裁の判断などについては、「極めて画期的だ。こうした流れを踏まえて国会で対応していかないといけない」と語った。 同法人の担当者は「(10月29日に)国連女性差別撤廃委員会は同性婚についても(認めていない日本の状況について懸念する)勧告を出した。一日も早い国会での議論、法制化をお願いしたい」と訴えた。