韓国「主敵」規定を正当化 金正恩氏、軍記念日に演説
北朝鮮の朝鮮中央通信は9日、金正恩朝鮮労働党総書記が朝鮮人民軍創建76年の記念日となった8日に国防省を訪れ、将校らを前に演説したと報じた。金氏は韓国を「主敵」と定めることは、北朝鮮の「永遠の安全と将来の平和」に向けた当然の措置だと正当化した。 「平和は物乞いや話し合いによって得られるものではない」と指摘。軍事力を高めることで戦争を抑止する考えを強調した。 金氏の娘や党幹部が同行した。昨年は首都平壌で軍事パレードが行われたが、今年は5年や10年ごとの節目に当たらず、パレードはなかった。(共同)