インディ500プラクティス4日目“ファストフライデー”、最速はハータ。予選想定はニューガーデンがトップ
第108回インディ500のプラクティス4日目の走行が行なわれ、アンドレッティ・グローバルのコルトン・ハータが234.974mph(378.153km/h)を記録してトップとなった。 【リザルト】インディ500プラクティス4日目 2番手はアロー・マクラーレンのカイル・ラーソンで、3番手にはチーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンが続いている。 プラクティス4日目は18日に始まる予選に向けてターボブースト圧が引き上げられる”ファスト・フライデー”。よりパワーの上がった状態での走行が行なわれている。 そして前述のとおり、トップスピードとなったのはコルトン・ハータだったが、予選想定の4周アベレージでは、ニューガーデンがトップだった。その速度は 234.063mph (内訳:234.260、 233.937、233.970、234.087)と非常に力強いものとなっていた。 なお予選想定の4周アベレージでは、ニューガーデンに続いてスコット・マクログリン(233.623mph)、ウィル・パワー(233.451mph)が並んでおり、チーム・ペンスキーがトップ3を占める快調な結果となった。 3度目のインディ500制覇を目指している佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は233.139mphで7番手。一方で予選想定のシミュレーションではマシンに問題があったようで不完全燃焼に終わっている。 プラクティス4日目に起きた大きなインシデントは1件。セッションが午後に入った後、デイル・コイン・レーシングのノーラン・シーゲルが、アタック中にターン2出口でマシンをスピンさせ、アウト側のウォールにクラッシュ。マシンが裏返る形となり、そのまま路面を滑走……コース真ん中で停止した。マシンは破損したものの、幸いドライバーは無事だった。 インディ500は18日にいよいよ予選がスタート。決勝グリッドの13番手から30番手までが、この日決定される。そして予選2日目以降のトップ12、ファスト6へと続いていくことになる。
Joey Barnes