【バレー】 JT・サンティアゴ・アライジャダフニ「”大変なときに絶対に決めてくれる”そんな信頼をされる選手になりたい」、吉原知子監督「みんなアニー(ドルーズ)のことが大好き。尊敬しています」 V1女子
11月11日におおきにアリーナ舞洲(大阪府)で行われたバレーボールV1女子、JTマーヴェラス対KUROBEアクアフェアリーズより、JTマーヴェラスの試合後会見コメントをお届けする。 JTマーヴェラス 3(25-20、25-20、25-13) 0 KUROBEアクアフェアリーズ
●田中瑞稀主将(アウトサイドヒッター) 第1セットは相手にリードされる展開も多かったのですが、今週の練習で取り組んできたことにチャレンジしながら、自分たちの自信に繋げていけた試合でした。 今後も自分たちのやりたいバレーをしっかりやっていけるようにしたいです。 ●和田由紀子選手(オポジット/アウトサイドヒッター) 上手くスタートダッシュを切ることはできなかったのですけれど、ゲームの中でしっかり修正して勝ち切れたのは良かったと思います。 自分たちのサーブからのブロック&ディグがしっかり機能していました。明日も継続してやっていきたいです。 ●サンティアゴ・アライジャダフニ選手(ミドルブロッカー) 今週は新しいことに挑戦しようとみんなで練習してきました。 初めのセットではその挑戦がなかなか上手くいかない場面が多かったのですが、第2セット、第3セットではチャレンジが成功して、良い終わり方に繋がったと思います。 ブロックとディグの連携もすごく良かったですし、攻撃的なサーブもできたと思います。そこも良かったところですね。 ●ドルーズ・アンドレア選手(オポジット) リーグは序盤です。新しいコンビネーションとか新しいチャレンジとか新しい戦略、新しい人との連携などもあります。自分の中での戦い方はまだ固めているところです。 でも、忍耐強く新しいことにチャレンジできたのは良い部分だったと思います。 まだ今日の試合では自分たちのベストなバレーボール、能力を全部発揮できたかというと、そうではないと思います。これからもっともっと試合を通して成長していければと思います。 ーー皆さんが言われていますが、新しいチャレンジとは? 田中:今週は真ん中のエリア、ミドルとパイプの攻撃を練習してきました。この攻撃を多く使っていこうという話をしてコートに入りました。 ーー田中主将はVOMに選ばれる活躍でしたね。 田中:周りがあってこそ、そういう賞を取らせていただいたと思っています。 連携も大切にしながら決めるべきところでは決めなければいけない。自分のプレーの精度をもっと上げていきたいなと思います。 ーーここまで7連勝、今のチーム状態、昨年との違いは? 田中:勝っているからこそ、いろんなことにチャレンジもできています。昨シーズンよりも一人ひとりが「勝つためにどうしていくか」ということを考えて動けるチームになってると思います。 ーー田中主将はOQT後にアジア競技大会にも参加。代表活動ではかなりのハードスケジュールでしたね。 田中:いろいろな経験をさせていただきました。 高い相手に対する攻撃のところで自分の中の考え方だったり、工夫の幅が広がりました。 冷静にプレーできている時はそれがうまく活用できていますが、切羽詰まった時にはなかなかうまく判断ができなくなることもあるので、そこは自分の課題でもあるかなと感じています。 ーー和田選手に。今季のリーグではアウトサイドヒッターでの出場が多いですが、プレーの感触は? 和田:レフトとライトでは少しやることが違ってくると思います。でも、どっちで出たとしても自分の強みをしっかり活かしながらプレーすることを考えています。 試合での状況に応じて自分がどちらで用意するべきか、どの場面で、どちらのポジションが回ってきてもしっかり自信を持って試合に出ることができるように準備していきたいなと思います。 ーー代表ではチームメイトの林琴奈選手と交代でオポジットに起用されることが多くありました。JTで林選手と対角を組んだ時に考えていることは? 和田:林選手は攻撃だけじゃなく守備範囲がとても広いので、自分が対角に入った時は攻撃の方に集中させてもらっています。役割分担をしっかり明確にできたらと思います。 ーーサンティアゴ選手に。まず、確認です。このチームでもジャジャとお呼びして良いですか? サンティアゴ(以下、ジャジャ):はい(笑) ーーでは、ジャジャにお伺いします。JTに加入してさっそく活躍をされています。チームに加入した感想は? ジャジャ:すごくありがたいなって思いながら日々を過ごしています。 プレーヤーはみんなハードワークをしています。勝つことに対するモチベーションとか意気込みがすごく高いです。 加入時にはみんながとても温かく受け入れてくれて、練習でもすごく助けてくれています。本当にありがたい気持ちでいっぱいです。 JTの選手と一緒にプレーをしていると、モチベーションが高くなりますし、もっともっと自分も頑張ろうと思えます。 ーー今シーズン、あるいは将来的にどういうプレーヤーになりたい? ジャジャ:他のプレイヤーから信頼されるような選手になっていきたいです。 大変な時こそ「ジャジャだったらポイントを絶対決めてくれる」と周りから思われる、信頼される選手。周りの選手のモチベーションも高くするようなプレーヤーになりたいと思います。 ーードルーズ選手、おかえりなさい。1年ぶりにチームに戻ってきて感じるチームの変化、逆に良い意味で変わらない部分などは? ドルーズ:JT戻ってきたことを本当に嬉しく感じながら過ごしています。 2019年に一緒にプレーしていたみんなが成長していて、国際大会に出たりとか、日本代表に選ばれたり。当時、まだ若かった選手たちがすごく成長していて、その活躍を見るのは嬉しいなと思っています。 ーー点数を取ること以外に求められている役割はある? ドルーズ:日本の文化かなと思うのですが、みんなすごく真面目で、真剣にプレーするところがあります。 自分はポジティブな雰囲気とか、もっとリラックスした雰囲気とかをチームに与えたいですね。 そうすることでチーム全体の良いバランスが取れるかなと思っています。 すごく大変な状況になっても「バレーボールを楽しむ」雰囲気を送り込んで、みんなを助けようと考えています。
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