南城市の老舗「チャーリーレストラン」が9月末でレストラン営業を終了 パイの持ち帰り販売は継続 沖縄
南城市玉城の老舗レストラン「チャーリーレストラン」は9月末で営業を縮小する。レストラン部門の営業は終了し、パイのみテイクアウト限定で販売する。店舗内の張り紙などで告知した。 【写真】コストコ開業で周辺渋滞 南城市への訪問「日程見直し検討を」
物価高騰や人手不足などが理由。今年4月からは営業時間をランチ営業のみに短縮し、価格改定も実施したが、厳しい状況は変わらず、レストラン部門の営業を終了することに決めた。 チャーリーレストランは、沖縄の日本復帰翌年の1973年に創業。まだ周辺に飲食店が少なかった時代から営業を続け、和・洋・中、沖縄料理まで幅広い料理を提供し、50年余もの間、地域住民に愛されてきた。 名物のステーキを目当てに遠方から訪れるファンも多い。2階には大人数で利用できる座敷席もあり、宴会や催しが開かれるなど地域の憩いの場でもある。 10月1日からは3種類のパイをテイクアウト限定で販売する。アップルパイ(1998円)、ブルーベリーパイ(2430円)、チェリーアップルパイ(2290円)の3種で価格はいずれも税込み。テイクアウトのみの営業転換による価格の変更は行わない。 担当者は琉球新報の取材に「長く愛されてきた味をできる限り長く守っていけるよう努力したい」と話した。
9月30日までは店内での飲食が可能だ。営業時間は午前11時から午後3時で定休日は木曜。
The Ryukyu Shimpo Co., Ltd