「ルールを守る」石破自民が早くも破った…会派入り要請した萩生田氏、平沢氏を「党所属議員」と扱わないインチキ
自民党は、裏金問題に関わったとして衆院選で公認を得られず、無所属で当選した萩生田光一元政調会長(61)や平沢勝栄元復興相(79)ら4氏に対し、衆院会派入りを要請した。 【写真】高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃! さらに党執行部は10月31日、萩生田、平沢両氏を「党所属国会議員」の扱いとしないよう党内に指示したというが、自民では党籍を保有し、衆参両院の自民会派に所属する場合は「党所属国会議員」として扱ってきたはず。しかし今回は、非公認議員を公認議員と同じ位置付けにすれば世論批判を招くと判断。異例の対応を取ることにしたわけだ。 ■自分たちのインチキなルールは守る? 「ルールを守る」――石破茂首相(67=自民党総裁)が総裁選や衆院選で掲げたのが、このスローガンだった。 裏金事件で同党に見切りをつけていた有権者の中には、「政権与党のトップが今度こそルールを守ると誓っているのであれば…」と期待を抱いた人もいただろう。 しかし選挙が始まった途端、非公認とした裏金候補が支部長を務める政党支部に執行部が2000万円を振り込んでいた事実が発覚し、早くも「ルール破り」との声が殺到。そして、裏金候補が当選すると、あっという間に会派入りを呼びかけるという、これまた「ルール破り」を犯し、さらに批判を避けるために党所属扱いにしないという姑息な「ルール破り」。 国語辞典などによると、社会的な秩序を維持し、公平な取り決めを実現するために存在するものが「規則」であり、日常的な行動や振る舞いに関する慣習や習慣を意味する言葉を「ルール」と呼ぶ。 しかし自民にとっての「ルール」とは、世間でいうところの「ルール」=「社会常識や決まり事に従って行動」ではなく、まさに「日常的な行動や振る舞いであり習慣」。それは、自分たちに都合の良いように解釈し、ゴールポストも好き勝手に変えるのが当たり前になっている。 政界では度々、「信なくば立たず」「国民の信頼無くして政治の安定はあり得ない」といった言葉が出てくるが、これでは国民の信頼を得られるはずがないのは言うまでもない。 《やることなすことダメダメ自民党、終わってるわ》 《自分たちのインチキなルールは守るよ、ということだったのね》 石破自民は今後も一体いくつの「ルール破り」を重ねるのか。SNS上では裏金事件に対する以上の批判であふれている。 ◇ ◇ ◇ 裏金選挙で惨敗し、早くも迷走し始めた石破自民。●関連記事【もっと読む】『自民党はいつ「石破降ろし」に動くのか? キーマンは麻生太郎、国民民主にもパイプあり』【さらに読む】『石破政権が短命だと株価はどうなる? 歴代首相の在任期間との関係を調べてると…』などを取り上げている。