春季キャンプに向けいま考えていること【立浪和義の超野球論】
ミーティングは勉強会に
秋季キャンプでの筆者
先日、亡くなられた野村克也さんをしのぶ会が、ヤクルトの本拠地である神宮で行われました。 私は現役時代、野村さんがヤクルト、阪神、楽天で監督をやられていたときに対戦があります。いつも「ここでこれをされたら嫌だな」と思うことをしてくる監督で、特にヤクルト時代は、チーム全体に、徹底して野村さんの考える野球が意識づけされていることを感じました。 残念ながら、じっくりお話ししたことはないのですが、いろいろな著書や出演されていたテレビ番組を拝見し、野球をよく知っていて、そして野球が大好きな人なんだなといつも感じていました。よく「野村引く野球=ゼロ」と仰っていましたが、好きだからこそ、あれだけ深く突き詰めて野球を考えられたのだと思います。 野村監督と言えば、キャンプでの長いミーティングが有名です。野球だけでなく、組織論、人生論と幅広く話されていたそうですが、それによって選手の意識が変わり、90年代ヤクルトの黄金時代につながったのだと思います。 そう言えば、先日、私が「春季キャンプではミーティングは極力しない」と言ったことで、ミーティングが嫌いなのかと思われた方もいるようですが・・・
本文:1,223文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
週刊ベースボール