天皇皇后両陛下の「令和流」、愛子さまは大学卒業、悠仁さまは成年へ…令和6年皇室の注目は
■秋篠宮ご夫妻と佳子さま ますます多忙な日々、悠仁さまは成年皇族に
様々な行事が4年ぶりに再開され、秋篠宮ご夫妻と佳子さまは、それぞれ公務に多忙な日々を送られてきました。2023年、秋篠宮邸の改修工事が終わり、二女の佳子さまはご一家の住む本邸とは離れて生活をされるように。ご夫妻は4年ぶりの国際親善訪問としてベトナムへ、佳子さまは自身2回目の国際親善訪問として南米ペルーを公式訪問されました。 秋篠宮家の大きな注目は、9月に18歳の成年を迎えられる長男の悠仁さまです。成年皇族となれば新年祝賀の儀や一般参賀、宮中祭祀など様々な公務や行事に臨まれることになりますが、当面は学業優先とみられます。この春に筑波大学附属高校3年生になられることから、天皇陛下が「冠」を授けられる「成年式」は、翌年高校卒業後に行われる予定です。悠仁さまは、2023年、初めてトンボの学術論文を共同執筆するなど、幼い頃からの関心を伸ばされてきました。幼い頃から、野菜づくりや稲作も続けられています。秋篠宮さまに次ぐ皇位継承順位第2位の悠仁さまが、成年を迎えた記者会見でどのようなことを述べられるか、関心が高まりそうです。 2024年、20代最後の1年を過ごされるのは、二女の佳子さまです。全日本ろうあ連盟の嘱託職員でもある佳子さまは、手話に関わる公務に取り組む一方、お言葉の中で「ジェンダー平等」や「偏見が作り出す社会の雰囲気や圧力」についても発信し、「誰もがより幅広い選択肢を持てる社会になることを願う」と繰り返し述べられてきました。「ご結婚」について、秋篠宮さまは話し合いなど「特に今はありません」と述べられていますが、引き続き関心が寄せられています。
■安定的な皇位継承と皇族数の減少 引き続き課題に…
自民党は2023年11月、安定的な皇位継承のあり方について議論するため、麻生副総裁がトップの新たな懇談会を立ち上げました。皇位継承をめぐっては、皇族の数を確保するため、「女性皇族が結婚後も皇室に残る案」と「皇族が旧宮家の男系男子を養子に迎えることを可能とする案」などを盛り込んだ有識者会議の報告書が、2022年、国会に提出されています。 林官房長官は記者会見で「衆参両院議長のもとで検討が行われているものと承知している」と述べていて、悠仁さまが成年を迎えられる2024年、議論の深まりは見られるのか、法律を整える動きがあるかも注目されます。
■令和6年の皇室への期待
2024年、令和の6年目は、両陛下の「令和流」がより目に見えるようになることが期待されると共に、大学卒業や成年といった人生の節目を迎える若い世代の皇族方が存在感を高められる1年になりそうです。