45歳の夫が支援施設へ…若年性認知症で「できないこと」が日に日に増えていく夫に見えた危険な兆候【漫画】
見た目は変わらないのに、どんどん記憶が薄れ、“自分が知らない”夫になってしまったら…? 時間や場所の感覚がなくなり、家族の顔でさえわからなくなる病「若年性認知症」を真っ向から取り上げ、SNSでも話題のコミックエッセイ『夫がわたしを忘れる日まで』(吉田 いらこ 著)から一部を公開します。 【漫画をイッキ読み!】仕事を退職した夫は、家事を積極的に手伝おうとしてくれるけれど…
【前話のあらすじ】
仕事場への行き方を忘れてしまい、会社に勤め続けることに限界を感じた夫・翔太は、ついに辞職を決意。 その変わりに時短勤務をしていた彩がフルタイムに復帰し、翔太は退職して支援施設に通うことに…。
翔太が支援施設に行く日に、息子の面倒を見てもらえないかお願いするため、近くに住む翔太の両親のもとへ向かう。
「若年性認知症」であるということは知りつつも、翔太が辞職をしなくてはならないほど症状が悪化していることを知らなかった両親は戸惑いも見せるが、バックアップしてくれることを約束してくれてーー。
お疲れさまです 翔太が会社を辞めてすぐ私はフルタイムに戻った
一方で翔太は介護支援専門員と相談し、若年性認知症に特化した地域の支援施設に通うようになった 翔太が通っている支援施設には
作業療法士や社会福祉士などのケアスタッフがいて 散歩や脳トレ、料理や園芸、地域の美化活動など
それぞれの個性に合わせたプログラムを用意してくれる 通うのは平日週3回、9時から17時のあいだで、施設のバスで送迎してもらっている
ただいま 晩ごはん準備しようか うん
そうそう 大きいお皿は左上に
スポンジは食器用とシンク用があるから終わったら分けて置いてね わかった 家事も手伝ってくれるって言ってたけどさ
無理しなくてもいいよ お義母さんも来てくれるんだし ううん オレのほうが家にいる時間長いし…
そうだ ティッシュとか洗剤とか 備品のストックもオレが管理するよ え…そこまでしなくていいよ 大丈夫だよ もともとそういうの得意だし それに