子どもに負担をかけたくないので、老人ホーム費用を貯めています。他に用意しておくべき費用はありますか?
葬儀費用
亡くなったあとに必ず必要となる葬儀費用についても確認してみます。
「いい葬儀」を運営する株式会社鎌倉新書(東京都中央区)が行った、「第5回お葬式に関する全国調査(2022年)」(調査期間:2022年3月11~13日、調査対象:2020年3月~2022年3月に喪主または喪主に準ずる立場を経験した40歳以上の男女1955人)によると、葬儀にかかる費用の内訳は、基本料金、飲食費、返礼品となっており、2022年調査における費用の総額は110万7000円となっています(図表2)。
また、葬儀の平均費用総額の推移をみると図表3のようになっており、2022年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、コロナ以前の2020年と比較して73万6000円ほど費用が安くなっています。
まとめ
子どもに負担をかけないために用意すべき費用として、老後にかかる生活費、介護費用そして葬儀費用について確認してみました。いずれもあくまで平均的な費用であり、ご自身がどのように生活したいのか、どのように終わりを迎えたいのかによって費用は変動します。 したがって、これら平均的な費用は、ご自身のライフプランを立てる上での参考データとして活用するとよいでしょう。 出典 公益財団法人生命保険文化センター 2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査 公益財団法人生命保険文化センター 2022(令和4)年度 生活保障に関する調査 株式会社鎌倉新書 いい葬儀 第5回お葬式に関する全国調査(2022年) 執筆者:堀江佳久 ファイナンシャル・プランナー
ファイナンシャルフィールド編集部