【名古屋グルメ】王道から進化系まで! 名古屋の「台湾ラーメン」4軒を食べ比べ
●台湾には存在しないのに、名古屋にはある「台湾ラーメン」。最新の人気店4軒の「台湾ラーメン」を食べ比べ!
名古屋には「なごやめし」と呼ばれる名物グルメが複数あります。その中の一つが「台湾ラーメン」です。台湾出身の店主が営む名店『味仙』が1970年代初頭に考案したメニューで、たちまち人気となり名古屋名物として知られるようになりました。名古屋発祥なので、台湾には存在していませんでしたが、近年では一部の台湾エリアで「名古屋ラーメン」といった名称で提供されるケースもあるようです。 【画像】『つるりん』の「台湾ラーメン」はご飯に乗せても抜群に旨い! 一時、名古屋市内のラーメン店の200店舗で「台湾ラーメン」を提供していたとも言われていますが、今では全国区に名が知れ渡り完全に定着しています。県外の人間にとっては、名古屋に行ったらマストで食べたい「台湾ラーメン」。2023年現在の名古屋における「台湾ラーメン」の今を探るべく、今回は人気店4軒を食べ比べてきました。
進化系台湾ラーメン!『つるりん』の「台湾カレーラーメン」
まずは、営業時間が19時から午前10時までと長く、結果的に「朝ラー」も楽しめることで人気の店『台湾まぜそばとカレーうどんのお店 つるりん』(以下、『つるりん』)。栄の繁華街にある店で、その名の通り「台湾まぜそば」と「カレーうどん」を主体にしています。中でも特筆すべきは、「台湾ラーメン」をカレー味にした「台湾カレーラーメン」というメニューです。
着丼した「台湾カレーラーメン」からはカレーのスパイスとラーメンの出汁、そして台湾ミンチが三位一体となった複雑な香りが漂っており、食欲を刺激してきます。さっそく口にするとこれが美味! 一見「えげつない足し算」のようにも映りますが、各具材のバランスが細やかに配慮されており、パンチはあるのに繊細な味に完成されていました。
コシのあるちじれ太麺はもちろん、別途オーダーしたご飯との相性も抜群。素晴らしい進化系「台湾ラーメン」だと思いました。営業時間が長い店にありがちな調理の荒れや店内の汚れた感じもいっさいなく、かなり好印象を覚えました。『つるりん』は、進化系「台湾ラーメン」の名店と言って良いと思いました。