4月9日は大仏の日!バイクでも参拝しにいける巨大仏たち
日本各地にあるって知ってた?バイクでも拝みにいける巨大仏の数々
バイクを楽しむのに最適な季節、春の到来により、これから海へ山へと、ツーリングの計画を立てている人も多いでしょう。「なかなか行き先が決まらない…」という人は、「大仏の日」にちなんで、大仏を見に出かけてみるのも面白いかもしれません。 【画像】バイクでも参拝しにいける巨大仏の画像を見る(8枚) そもそも、なぜ「大仏の日」ができたのでしょうか。それは、今から1272年前の西暦752(天平勝宝4)年4月9日に奈良・東大寺の大仏の完成を記念して、「開眼供養会」という大仏の目を描いて魂を入れる儀式がおこなわれた日にちなみ、制定されたようです。 なお、日本には奈良の大仏よりも大きな "巨大仏" が全国各地に存在し、バイクを運転しながらでもその姿を拝むことができるものも少なくありません。そんなご利益のある大仏を4つ、ピックアップして見ていきましょう。 ◆宮城県「仙台大観音」
まずひとつ目は、宮城県仙台市泉区の大観密寺にある「仙台大観音」。正式名称は、仙台天道白衣大観音(せんだいてんどうびゃくえだいかんのん)と言います。 日本で2番目の大きさを誇る仏像であり、台座を含めると高さはなんと100mもあり、地下も21mあるというから驚きです。この数字は仙台市制100周年を記念するとともに、21世紀の繁栄を願う意味がこめられており、1991年に建立されました。 右手に宝珠、左手には水瓶を持ち、真っ白な外観で上品な姿が特徴的。12層で分かれた胎内へ入ることができ、中に108体の仏像が収められていて見応え満点です。ちなみにエレベーターで最上階までのぼることができ、観音像の前と後ろにある展望窓から仙台市内を一望できます。 バイクでのアクセスは、東北自動車道「仙台宮城IC」から泉中央方面へ10分ほど。その巨大さゆえに、周辺の道路を走っていても、かなり遠くからでも白い姿を確認することができます。 ◆富山県「高岡大仏」
ふたつ目は、富山県高岡市の大佛寺にある「高岡大仏」。高さは約16mの青銅製阿弥陀如来坐像で、奈良・鎌倉と並ぶ日本三大仏の一つとして数えられています。 初代と二代目が大火で消失したという歴史がありますが、伝統ある高岡の鋳造技術の粋を集結して30年の歳月をかけ、1933年(昭和8年)に市民の手によって三代目が再建されました。造立以降、高岡市のシンボル的な存在となっており、地元民からは親しみと敬意を込めて「だいぶっつぁん」と呼ばれているそうです。 大仏の背にある、神仏を一字で表す梵字の1つ「キリーク」が頂点に配された「円光背」が特徴で、端正な顔立ちで見る者の心を落ち着かせてくれます。また大仏が鎮座している台座の中は回路が広がっており、13枚の仏画や1900年に大火で焼け残った木造大仏の頭部が安置されているとのことです。 バイクでのアクセスは、能越自動車道「高岡IC」から県道57号線に入り15分ほど。町中を走っていると突如現れ、その大きな姿を拝むことができます。