優木まおみ「みっともないとか言ってられない」芸能の仕事がゼロになった恐怖と、ピラティス講師として1からスタートした本気
そこから、ピラティスのレッスンを本格的に始め、パーソナルセッションやグループレッスン、オンラインもスタートしました。 ──「芸能人」というプライドを取り払って一歩踏み出してみたら、新たな世界が拓けたのですね。懸念されていた芸能のお仕事への影響はいかがでしたか? 優木さん:「それはそれ、これはこれ」という感じで、別になにも影響はありませんでしたね。固定概念を外したら、気持ちがラクになって、すごく楽しくなったし、いろんな歯車がうまく回り出しました。要は、頭でっかちになって考えすぎていたんですね。
── ピラティスの仕事をしていて、どんな時にやりがいを感じますか? 優木さん:一番嬉しいのは、ダイレクトに反応が返ってくるところですね。生徒さんの体が目の前で変わっていき、笑顔になる瞬間にやりがいを感じます。感謝の言葉を直接もらえるので、つねに満足感を得られるのも嬉しい点です。 ピラティス講師として、ようやく「タレントだから依頼します」という域をちょっとずつ超えてきて、手応えを感じ始めています。ピラティスのスキルにもだいぶ自信がついてきました。
現在は、身体美容家認定協会を立ち上げ、ピラティスをベースにした「マオビクス」というメソッドを考案し、活動しています。ピラティスサロンの監修で店舗展開のサポートをするなど、ピラティスをベースにいろんなお仕事が広がっていくことにワクワクしています。 PROFILE 優木まおみさん 1980年生まれ。佐賀県生まれ。タレント、ピラティスインストラクター。モデルやバラエティ、コメンテーターほか幅広く活躍中。2013年に結婚して現在は2児の母。
取材・文/西尾英子 写真提供/優木まおみ
西尾英子